爽の備忘録

ポケモン・ポケモンカードGBを中心とした備忘録です

ポケモンカードGB Any% RTA まとめ情報③おまけ編

2023/2/11画像表示修正

2019/3/2投稿

 

○はじめに
本ブロマガは、ポケモンカードGBRTAをやろうかと思っている方に向けて書いているのと同時に、自分の情報(や理解・認識)の整理のために書くものです。
ゲーム内容そのものはある程度知っている前提で書きますので、一から始めたいという方は雰囲気でもつかんでもらえたらと思います。

①基本編:主なデッキ構築、主力カード、有用なカードの情報など ar1727325
②チャート編:強敵情報、具体的な記録上位陣のチャートの提示など ar1729815
③おまけ編:知っておくと便利な情報、テクニックなど(本稿)


○おまけ編目次
1.基本エネルギーカードの補充
2.手札と山札の並び替え方法
3.相手の場の確認方法
4.相手の基本的なエネルギーの付け先・進化の基準
5.コイン判定をずらす
6.エネルギー転送を使いこなす
7.進化させるタイミングを見極める
8.攻撃する回数はできるだけ少なく


1.基本エネルギーカードの補充

オーヤマ研究所にて

初期状態で保有しているエネルギーカードの枚数はかなり少ないため、色々なデッキを組みたい人にとっては、第1弾で1枚ずつ基本エネルギーを集めるのは一苦労。
しかし、上画面のプレイヤーの前にいるオーヤマ研究所の研究員は、以下の条件を満たすと基本エネルギーを10枚ずつくれるので、RTAでは真っ先にデッキを構築し、この研究員に話しかけている。

条件:デッキに入れていないエネルギーカードの枚数が10枚未満

RTAでは1度しか使用することはないが、複数回もらうことができるので、エネルギー59枚+たねポケモン1枚のデッキを複数作り、基本エネルギーを最初から各30枚ずつほど所有することも可能。
ファイアクラブの男の子にエネルギーを全部持っていかれた人向けの救済措置か?


2.手札と山札の並び替え方法

手札並び替え前

手札並び替え後

デッキ並べ替え前

デッキ並べ替え後

手札および山札の表示順は以下のとおりとなっている。
手札:山札から引いてきた順番  山札:上から順番

通常の状態から、セレクトボタン(VCでは対応するXorYボタン)を押すことで、手札および山札の表示順を以下の順に並び替えることができる。

エネルギー、ポケモン、トレーナー

また、各カテゴリ内での表示順は、このソフト内の表示順となっている。
※エネルギーとポケモンは草、炎、水、雷、闘、超、無色
 トレーナーはオーキド、にせオーキド、マサキ、…(中略)…、ギャンブラー、リサイクル
 詳細はそれぞれのカードプールで確認してください。

これにより、パソコン通信での欲しいカードの位置把握が簡単になったり、炎ポケで多用する炎エネの連続使用※が簡単になるメリットがある。

※デッキに草エネルギーが入っていなければ、表示順を変更すると手札のトップは(手札中にあれば)炎エネルギーになるため、山札からカードを引く→Aボタン(手札を開く)→セレクトボタン→A連打(炎エネを選択、バトル場のポケモンに付ける)→攻撃 ができる。


3.相手の場の確認方法

場の情報

RTAを行う上では、相手の場の状況を必要に応じ確認し、次の動きを決めることが求められます。
ちなみに、画像左上の赤四角が相手のベンチポケモンの枚数、水色四角が相手のサイドカードの枚数です(画像右下にあるのは自分のベンチ・サイドの枚数)。

基本メニューから「しらべる」→「あいてのば」→「あいてのポケモン」とすることで、相手の場を確認することができますが、いかんせん入力が多い。
しかし、基本メニュー画面で以下のコマンドを入力することで、一瞬で相手の場の確認ができます。

コマンド:Bボタンを押しながら上キーの入力

相手の場の情報

相手の場を確認することで、自分のポケモンへのエネルギーの付け先やベンチポケモンの育成などに関わりますので、こまめに確認するのがよいでしょう。

同様に、他のショートカットもあるので、参考までに以下に記載しておきます。
Bボタンを押しながら下キーの入力:自分の場
Bボタンを押しながら左キーの入力:自分のトラッシュ
Bボタンを押しながら右キーの入力:相手のトラッシュ


4.相手の基本的なエネルギーの付け先・進化の基準
※この項は私の体感的なものであり、厳密に検証したものではありません。

まず進化については「技が使える状態」にならないと進化をさせません。
いわゆる「このままだとやられちゃうから先に進化させておこう」というのはしてこないということです。

ヒロコ戦のとある状況

具体例として、ヒロコとの対戦中に上のような状況になる場合があります。
※すでに手札からエネルギーを付けており、手札にジュゴンと水エネがある状況

このまま次の自分のターンになれば、ジュゴンでガーディを倒せるため、特に行動する必要はありません。
しかし、相手の手札にウインディ45と炎エネがある場合は、進化→火炎放射でやられてしまう可能性があります。
この状況でエネルギーリムーブが使える場合は、ガーディに使用することをオススメします。
なぜなら、ウインディ45は最低3エネ(炎炎無色)からしか技が使えないため、このターンでエネルギーを1枚取り除けば、上述した理由により相手はウインディ45に進化させないため、安全に倒すことができるからです。

また、エネルギーの付け先については、わかっていない部分も多いのですが、基本的には以下の流れで判断していると思われます。

バトル場のポケモンが技を使うために必要なエネルギーが手札に
ある→バトル場のポケモンにエネルギーを付ける
ない→ベンチのポケモンにエネルギーを付ける

しかし、「次のターンで倒されることが確定しているバトル場のポケモンには、エネルギーを付けずに、ベンチのポケモンに付けることがよくあります。

ヤマグチ戦のとある状況

上のような状況の場合、バトル場のワンリキーに闘エネを付ければ、20ダメージを与えることができますが、ベンチのポケモンサワムラー等)に闘エネを付けてきます。
ミュウツーについているエネルギーの枚数が2枚の場合、技(超超無色)を使えるかが確定ではない(手札にエネルギーがない等)ため、ワンリキーに闘エネを付けて攻撃してきます。
また、相手を倒すことができる場合(例:上の図でミュウツーに50ダメージが乗っている状況)は、バトル場のポケモンにエネルギーを付けて攻撃してくるので注意が必要です。


5.コイン判定をずらす
自分の都合の悪いコイン判定が出たときに、たとえリセットをして同じことを繰り返しても、通常は同じコイン判定となります。
しかし、自分の山札をシャッフルすることでコイン判定がずれることがわかっています。
このため、山札をシャッフルすることができるカード(エネルギー転送、モンスターボール等)が手札にあれば、使用することによりコイン判定が変わる可能性があるので、「ここで相手のコインが裏なら次のターンで確実に勝てる」ような時に、たまに役立ちます。


6.エネルギー転送を使いこなす

エネルギー転送

第2弾に入っているこのカードは、効果そのものも優秀なのですが、RTAにおいては上述したコイン判定のずらしに使用できることに加え、デッキの中身を確認することができる非常に優秀なカードとなっています。

使用例として、手札にオーキドはかせとエネルギー転送があり、ダグトリオを引きたい状況を考えてください。
オーキドはかせは山札の上から7枚を引くことができますが、その7枚の中に欲しいカード(今回の例ではダグトリオ)が含まれているかはわかりません。
しかし、エネルギー転送を使うことで、山札の状況を上から順に確認することができるため、目当てのカードがあるかを確認することができます(セレクトによる表示の並び替えをしないよう注意)。
そして、目当てのカードが引ける状況である場合は、エネルギーを選択せずにリセットすることで、エネルギー転送を使う前の状況まで戻されるため、オーキドはかせを使うことで目当てのカードを引くことができます。

目当てのカードが引けない状況の場合は、エネルギー転送を使用し手札に加えることで山札がシャッフルされるため、欲しいカードを引ける可能性が新たに生まれることになります。
要するに、目当てのカードを引くチャンスが単純に1回増えることになります。

この他にも、序盤に使用し表示順を変え、山札を確認することでデッキに1枚しか入っていないような重要なカードが、サイドカードに送られていないかを確認することもできます。
サイドカードにあることがわかっていれば、相手のポケモンを倒してサイドを引く際に、リセットをして選ぶことができることもできます。


7.進化させるタイミングを見極める
たねポケモンより1進化、1進化ポケモンより2進化ポケモンの方が強い技を打てることがほとんどであり、できるだけ早く進化させ、強い技で戦っていくことは重要です。
しかし、状況によっては進化できる状況であっても、あえて進化させずに進化させるのを遅らせるのが有効な場合があります。

具体的には、
①進化させなくても相手のポケモンを倒すことができ、
②相手の控えのポケモンに倒されず、
③控えポケモンが状態異常または技を使えなくする技(しっぽをふる等)を覚えている
状況です。
簡単に言えば、次のターン動けない可能性があるなら進化させない方がよいってことです。

例1:手札にダグトリオ、相手のベンチにコイル13(マヒ技あり)がいる状況

エレキクラブのとある状況

例2:手札にリザード、相手のベンチにナゾノクサ(マヒ技あり)がいる状況

グリーンクラブのとある状況

ヒトカゲの攻撃では炎エネを消費するため、手札のエネ状況や残りのサイドカードの枚数によっては、進化させるほうがよい場合もある。


8.攻撃する回数はできるだけ少なく

エレキクラブのとある状況②

RTAである以上、タイムロスになる動きは出来る限り避ける方が望ましいです。
具体例として、上図の状況となった場合を考えてみてください(※手札から闘エネをつけ、かつ手札に闘エネがある状態)。
ディグダは攻撃をし、20ダメージを与えることができます。しかし、ディグダは次のターンに闘エネをつけることで60ダメージを与えることができ、前ターンの20ダメージがなくてもピカチュウを倒すことができます。

この場合、1ターン目に攻撃し、20ダメージを与えることは、
①20ダメージのエフェクトや文字が出る
②相手がキズぐすりを使う(=相手の行動が増える)可能性がある
ことから、タイムロスになるため避ける方が望ましいです。

ストーンクラブのとある状況

上図のような場合は、以下の2通りのパターンが考えられます。
つるぎのまいを使い、次のターンにきりさくで60ダメージを与えて倒す
②きりさくを使い30ダメージを与え、次のターンにも30ダメージをあたえて倒す

この場合は①の行動をとるのがよいと考えます。
理由としては②の場合、ダメージを2回与えることによるエフェクトによるロス、相手がきずぐすりを使うことにより倒せなくなるなどが考えられるためです。

ただし、相手のデッキによってはディフェンダーを使われたり、エネルギーリムーブを使われたりすることで、思うような動きができない可能性があるため、手札の状況や対戦相手のデッキ内容に応じて、攻撃するかどうかを判断する必要があります。



③おまけ編は以上です。
おまけ編では細かいことまで記載していますが、ポケモンカードGBRTAにより興味を持ってくれたらなぁと思います。
何かご意見等あればTwitter等で私までご連絡ください。